WoWS - 対空・対潜専門家: 発動型効果の実質的効率

このスキル、発動型のせいで額面通りの効果にならず分かりづらいので

0.11.9 公式パッチノートより

まとめ

  • スキル説明は割合表記だが、実際の効果量は被攻撃時間に応じた一定値の引き算なため、準備時間が短い消耗品ほど有利
  • 巡洋艦の場合、被攻撃1回で約3-4秒の短縮。この効果を目的に4ポイント消費するのはもったいない
  • 戦艦の場合、被攻撃1回で約2-3秒の短縮。消耗品の準備時間が短い船(オハイオクレムリン系統)なら悪くない効果

仕様

  1. 対空砲の射撃開始時に、現在の消耗品準備時間を0.8~0.85倍する
  2. 対空砲の射撃停止時に、現在の消耗品準備時間を\frac{1}{0.8}~\frac{1}{0.85}倍する

残り準備時間を動的に変化させるのがポイント。効果発動中に準備時間を開始させる必要はない。

実質的に短縮される準備時間

 (\frac{1}{a}-1)\times{t}[s]
で計算できる。aは消耗品準備時間の短縮率(0.8か0.85)、tは対空砲の作動時間[s]

具体的には、対空砲が作動している時間の17~25%分がカットされる。
被攻撃時間に応じた一定値の引き算なので、準備時間が短い消耗品ほど有利になる。

通常戦艦のスキルとして微妙なのはこの点。例えば30秒の航空攻撃(往復または2回分の攻撃)によって短くなるのは約5秒で、通常消耗品における実質短縮率は7%程度。かつてのなんでも屋(準備時間一律-10%、同2ポイントスキル)より弱い
一方、クレムリンの応急工作班やオハイオの回復といったベース40秒CTの場合、(発動すれば)飛び抜けた効果を発揮する。空母ありCWとかKOTSで強そう

計算式について

一応詳しく書いておく
間違ってたら優しくしてください

短縮時間
艦載機が対空圏を通過した時間[s]: flyTime
艦載機が対空圏に入った時点の消耗品準備時間[s]: currentReloadTime
準備時間短縮率: modifier

flyTime経過後の消耗品準備時間
スキルなし: (currentReloadTime - flyTime) [s]
スキルあり: (currentReloadTime * modifier - flyTime) / modifier [s]

2つの差は
(currentReloadTime - flyTime) - (currentReloadTime * modifier - flyTime) / modifier
= flyTime * (1 / modifier -1) [s]
対空砲の作動時間
ゲーム内におけるknotからm/sへの変換係数: 2.6854

例: 180ノット艦載機と6km対空の場合
対空砲作動時間: 6000 / (180 * 2.6854) = 12.4...[s]